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喪中に関するFAQ

喪中の「困った」を解決! 喪中Q&A
マナーの基本はあっても、こんな場合には?と迷うことも。よくあるお悩みの対応策を葬儀相談員の市川愛さんが教えてくれました。

お話を伺った方
市川愛さんプロフィール
  葬儀相談員・市川愛事務所リリーフ代表。日本初の葬儀相談員として、消費者からの相談・質問に対応するほか、お葬式の事前準備サポート、各地での講演、執筆、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う。

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市川愛ブログ 葬儀相談員の日々

Q.
家族の連名で出す場合、続柄はどのように書くべき?
A.
喪中はがきなどの挨拶状は一般的に「家」単位で出すのが慣わしです。ですから、続柄に迷った場合には、ご主人などその家の家長から見た続柄を書くと良いでしょう。特に決まったルールはありませんが、「義父」や「義母」という書き方はなるべく避け、○○の父、○○の母とするか、フルネームでお名前を書くと受け取る方にとって分かりやすくなります。故人が2人以上いる場合も、1枚のはがきにまとめて構いません。
Q.
喪中はがきに近況報告は記入しても良い?
A.
受け取る相手がオフィシャルな付き合いの場合はご挨拶文のみがベターだと思いますが、親しい友人や故人と縁の深い方には一言添えても良いと思います。友人には自分が新たな気持ちで元気にしていることなどを、故人の関係者には故人の最期の過ごし方などを書き添えましょう。ただし、結婚報告やお子様の誕生などのお祝い事はタブー。これらのお祝い事は寒中見舞いでお知らせするようにします。
Q.
横書きの喪中はがきや現代的なデザインは誰に出してもOK?
A.
親しい友人や、故人をよく知る人にとって、差出人の人柄がわかるデザインや故人のキャラクターを生かした柄は心が伝わってくるものです。ただし、ご年配の方の中には「縦書き=正式、横書き=カジュアル」という認識の方もいます。気になる場合には、縦書きが無難でしょう。デザインを親しい方たちと、それ以外で分けても良いと思います。
Q.
喪中はがきは「薄墨」でなくても良いの?
A.
薄墨は筆で手紙を書いていた頃の名残ですから、現代の喪中はがきで使用する必要はありません。特にあて名については、機械で読み取るために薄墨を使用することは配達の遅れにもつながります。あて名は必ず黒で書くようにしましょう。
Q.
家族葬のため、喪中はがきで初めて亡くなったことを知らせる場合は?
A.
最近、増えている直葬や家族葬ですが、故人と縁が深い方にとっては「見送りたかった」という気持ちがあるものです。決まった文例でただ送るのではなく、「故人の遺志により、家族のみで葬儀を済ませました。年賀欠礼でのお知らせとなってしまい申し訳ありません」などと、お知らせしなかった理由を書き添えることが大切です。その上で、「いつでもお待ちしております」など関係者が納得できるよう配慮しましょう。
Q.
ビジネス上のお付き合いの方にも喪中はがきを出すの?
A.
あくまで喪中(年賀欠礼)は個人の事情です。ビジネス上では、差出人の主が個人なのか、会社にあるのかによって書き分けます。会社の担当者として出す場合には、会社を代表して出すわけですから喪中という考えはありません。一方で、よく飲みに行くお相手など、個人的なお付き合いから年賀状をやりとりしているようなら、年賀欠礼とします。相手が喪中はがきをもらったら「ビジネス上の付き合いなのに…」と戸惑うのか、お悔みを伝えたいと思うのかを、考えてみると良いでしょう。
Q.
今年から年賀状のやりとりを始める方には喪中はがきを出すべき?
A.
新入学や新入社のタイミングに起こり得るケースです。この場合は、喪中はがきを出します。喪中はがきは「年賀状は要りません」という意味ではなく、「年賀状を送ることができません」という意味ですから、むしろ何も出さない方が失礼にあたります。また年賀状を出すことも、あとから喪中を知った方が複雑な気持ちになりますから、避けた方が良いでしょう。
Q.
喪中はがき・寒中見舞いを受け取った場合はどうする?
A.
喪中のお知らせをいただいた場合には、寒中見舞いやお悔みの手紙を書きます。家族のみで葬儀を済ませているなど、初めて亡くなったことを知った場合には、お悔みの手紙とともにお香典を送ったり、ご家族の予定を伺って弔問に伺います。
そこまでの間柄でなければ、寒中見舞いを出しましょう。内容は、相手の健康を気遣う、故人との思い出を伝えるなど思いやりのある内容にします。
また、喪中はがきをいただいたのに入れ違いで年賀状を発送してしまった場合には、すぐにお詫びの手紙を書きます。文面は素直に間違えて送ってしまった旨とお悔みの言葉を添えましょう。通常のはがきを使用して構いません。
Q.
キリスト教やイスラム教など、他宗教の喪中はがきはどんなもの?
A.
キリスト教には「喪中」という概念はありません。これは天に召されることは喜ばしいこととされているためで、イスラム教などでも同様です。キリスト教では、親族が亡くなった年でもクリスマスを祝い、例年通りクリスマスカードをやりとりします。ただし、日本のキリスト教徒の方は慣習で年賀状を出す方も多く、その流れから年賀欠礼のために喪中はがきを出す方もいます。ちなみにクリスマスカードはイスラム教徒の方には送れませんから、ニューイヤーカードとします。また、イスラム教では偶像崇拝が禁止されていますので、人や動物がモチーフのカードは避けた方が良いでしょう。

喪中はがきに使用する言葉も各宗教に関連するものが意外に多いので、注意しましょう。
仏教: 往生、成仏、冥福を祈る、ご愁傷さま、供養、冥土、お悔み…など
キリスト教: 昇天、天に召される、神のみもとに帰る…など
神式: 帰幽、御霊となる、守護神となる…など
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