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喪中知恵袋

喪中とは
 家人や近親者が亡くなった際に、定められた期間故人の死を悼み、喪に服す習慣です。 この習慣は日本に仏教が伝来する以前からあると言われ、神道の人の死を「穢れ」と考え、その「穢れ」が伝染しないよう、祝い事や祭り事に参加することを控えて 自分を律しながら過ごすという考え方から生まれています。 年賀状以外にも結婚式や初詣などの行事も控えます。
 「忌中」と「喪中」はよく混同されますが、「忌中」はより穢れが強く、故人が亡くなった日から数えて四十九日までと考えるのが一般的です。 「喪中」の期間は故人との続柄によって違うと言われていますが、一般的には亡くなってからちょうど一年の一周忌を迎えるまでの期間を指します。


喪中の範囲について
 現代では一般的な喪中の範囲としては父母や兄弟姉妹、孫や祖父母といった二親等までを指すことが多くなっています。 ただ祖父母でも別居しててる場合は喪中にしない方もいますし、 三親等でも同居している方が亡くなった場合は喪中と考える人もいます。 三親等以上では本人の考え方やビジネス上の間柄によって故人と面識もなく気遣いをしたくない相手など、関係性による部分では喪中と年賀状を使い分けることも増えています。 親等の詳細については下の一覧表をご覧ください。

親等表
本人から見た関係 続柄の表記例
0親等 夫、主人
妻、家内、家内
1親等 父(配偶者の父を含む) 父、○○の父など
母(配偶者の母を含む) 母、○○の母など
子供 長男、次男、長女、次女、息子、娘など
2親等 兄弟、姉妹
(配偶者の兄弟・姉妹を含む)
兄、姉、弟、妹、長兄、次兄、次男、末弟、長姉、次姉、次妹、末妹、○○の兄、○○の姉など
孫、孫息子、孫娘
祖父母
(配偶者の祖父母を含む)
祖父、祖母、○○の祖父、○○の祖母など
3親等 父母の兄弟、姉妹 伯父、叔父、伯母、叔母
※ 父母から見て、兄/姉の場合は伯父/伯母、弟/妹の場合は叔父/叔母
父母の兄弟・姉妹の配偶者 伯父、叔父、伯母、叔母
※ 父母の兄・姉の配偶者が、父母よりも年下であっても伯父/伯母、弟・妹の配偶者が父母より年上であっても叔父/叔母
兄弟、姉妹の配偶者 兄、姉、弟、妹
兄弟、姉妹の子供 甥、姪
祖父母の父母 曾祖父、曾祖母
喪中に控えるべきこととは
 喪中の基本的な考え方である、身を慎み、また故人の冥福を祈る期間ということを考え 結婚式に代表されるお祝い事や新年の到来を祝う正月に関する行事(門松や正月飾りを飾るなど)は控えるべきことと考えられています。初詣などの神社への参拝、遠方へ旅行することも控えるのが一般的です。 ただし現代では結婚式は忌中(四十九日)明けならば、ごく親しい関係の方に限り結婚式に出席する人も増えています。
 また喪中は仏教伝来以前からの神道に基づく習慣であり、仏教の考えでは死を穢れと考えないため 寺院への参拝をすることは問題とされません。
 お歳暮やお中元といった贈答の習慣は「日頃お世話になっている方への感謝の意」という意味合いであるので、喪中とは関係ありません。


喪中はがきの歴史と意味
 年賀状の習慣が庶民に定着したのが明治40年頃。爆発的に広まったのは昭和24年の「お年玉年賀はがき」の発売からです。 それに伴い年賀欠礼するためのお詫びとして喪中はがきも昭和40年代にはいって徐々に広まっていきました。
 喪中はがきの意味は、「喪中に付き年賀を欠礼することを詫びる」というものです。 「年賀状が不要であることを伝える」ということではありませんので 注意するようにしましょう。 年賀状については頂いたら返すということがほぼ常識として捉えられていますが、喪中はがきは歴史も浅いため寒中見舞い等で返信する人は10%程度と言われています。 喪中はがきでも頂いたら返信をすることが望ましいといえるでしょう。


寒中見舞いのすすめ
 喪中の報せを受け取って、何も返信しないのはなんとなく心にわだかまりが残るものです。喪中はがきを受け取ったら、あまり時間を空けずにお見舞いのはがきを差し上げませんか? 喪中をきっかけに年賀状のやりとりが途絶えてしまうこともままあるようですので、お見舞いはがきをさし上げることで習慣をつないでいきたいものです。
 郵便局では昨年から、喪中はがきを受け取った方のために「お悔やみの心を伝えたい」という気遣いの心を形とする喪中見舞い用のはがきやお線香の取り扱いを始めています。

喪中はがきの書き方
 特に決まった形式はありませんが、「おめでとう」「お慶び」などお祝いの言葉は使わないようにしましょう 「年賀」という言葉も適切ではないので「年始」「年頭」「新年」などの言葉を用いましょう。

喪中はがきの書き方


喪中はがき・寒中見舞いを送る時期はいつ?
  多くの方が年賀状の準備に入る時期である11月中旬から12月上旬までには、先方の手元に届くように、早めに投函することを心がけましょう。 相手が年賀状を投函した後に、喪中はがきが届くということは避けましょう。 年末に亡くなった方が出た場合や、万が一出し忘れてしまった場合は松の内が明ける1月8日以降に寒中見舞いの形で 喪中欠礼をお詫びするようにします。
 寒中見舞いは1月8日から2月4日の立春までに先方に届くように投函し、年賀欠礼の返信にも寒中見舞いを送ります。寒中見舞いは厳冬期に相手の健康に気を配る季節の挨拶状なので、 祝い事の意味がなく、送っても失礼になることはありません。
 ここ数年、若い人たちの間では、喪中はがきを出さず先方からの年賀状を受け取った後、寒中見舞いで年賀のお礼を兼ねたご挨拶をする習慣が広がりつつあります。 コミュニケーションを絶やさないための知恵として、普及させたいものです。
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